医療費増加と高齢化はたいして関係ない

高齢化が進み、医療費は増加している。

今やこれは当たり前の事実。。。

厚生労働省「平成22年度　国民医療費の概況」より抜粋

この図を見ると、「高齢化だから医療費も増加してるね」

って考えてしまいそうだけど、

実はそうじゃないんです！！
 
どどん！

なぜか?

さてその理由を説明する前に、ひとつ事実をお伝えしておくと、、、

年齢にかかわらず、「人は死ぬ直前に、めっちゃ医療費を使う」

んですよ。(この辺詳しく知りたい人は最後に書いた参考図書読んでね)

つまり、死ぬ人数が多い年齢階級では、医療費は高くなります。

高齢化が起こってなくても、死ぬ人数が多い年齢では医療費は上がるんです！
どーん！

もちろん、死ぬまでの慢性期医療費もあるけど、それとは比べ物にならないほど、死ぬ直前には医療費がかかります。

ていうか、慢性期でかかるのは介護費用とかで、それはそれで別問題！

じゃあなんで医療費は増加してるのか?

今言われてる説としては、「医療技術の進歩」が大きいらしい。

確かに、値段がちょっと高くても、より良いサービスが受けられるのであればより良いものを受けたいよね自分の体だし。

この記事は、橋本英樹、泉田信行著『医療経済学講義』東京大学出版会(2011)

の内容の一部を個人的にまとめたものです。興味がある人は読んでみてください。